6台インプレッション
ルノーに乗って1年10,000kmとなり、アストンも丁度3年目を迎えます。
そろそろ梅雨入りしそうな季節で、なかなか思うようにドライブにでかけられない時期になるので、現在の各車の印象を思いつくままに書いてみようと思います。
【アストンマーティン DB9】
3年目 15,000km
内外装のデザイン、雰囲気の魅力は今もって色褪せず、とても魅力的に感じます。
故障らしい故障も皆無で、覚悟していた程は手もかからない現代の車です。(笑)
シフトレバーの無い内装に物珍しさを感じ、ATを選んだのですが、この手の車はやはりMTで乗りたい!という思いが日に日に増して来ています。
動力性能も満足できるレベルなのですが、それなりの車重とATということもあり、GT的な味わいです。
長距離移動はストレスなくスムーズにこなすのですが、スポーティーな爽快感というものをもう少し求めてしまいます。
初回車検が終わったら、MTに換装してしまおうか?などと企んだりしています。
【アウディ A8】
1年目 3,000km
何故か、このごろこの車が一番しっくりときています。
長距離移動ではすっきりとスムーズに最も快適にこなしてくれます。
動力性能はそこそこですが、燃費も思いのほか良く、5メートルを超えるボディサイズを感じさせません。
流石に、狭い街中の道では気を遣いますが、何処んなところへ乗って行っても、それほど目立たず、かと言って貧弱な訳でもなく、ネイビーブルーのジャケットのような存在です。
内装も嫌味や過剰な飾り気のないモダンなデザインで作り込みを良く、落ち着いたひと時を過ごすことができます。
ハンドリングは決してスポーティーではないのですが、500kmを超える長距離を移動していると、タイヤの存在を忘れ、ハンドル越しに道路を手でつかんでいるような感覚に陥り、オーバーな表現かもしれませんが、人馬一体というような不思議な感覚に包まれます。
【レンジ・ローバー】
2年目 6,000km
独特のポジション、独特の乗り味で、天候を全く気にすることなく、ゆったりと運転することができます。
タイヤが古いためか轍に神経質なところと、高速走行での風切り音がやや不満なところです。
燃費は高速よりも郊外を走る方がかなりよく、カントリーロードをゆったりと走るのが似合う車かもしれません。
今年あたりはまた豪雨に見舞われるような気もしますので、きっとそういったところで活躍してくれると思います。
【ルノー・メガーヌRS】
2年目 11,000km
普段の足&長距離と一番頻回に運転しています。
そこそこの動力性能、快適な乗り心地、安心して飛ばせる足回り、と他の同じクラスの車からは抜きん出た魅力が一杯の車です。
一番安心してアクセルをドンドン踏んでいけて、気がつけば何の恐怖感も無く、DB9よりも速く走っていることが多々あり、安定感は抜群です。
一般道ではDB9よりもどんなシーンでも速く走らせられるような気がします。
ただ、かなり高い座点、成熟不足の電動パワーステアリング、ホットハッチとは言えないほど大きなボディサイズ、狭い場所での開閉に気を使う粗いノッチのドア、レスポンス(特にアクセルOFF時)の悪いアクセルなど、日常に使うからこそ気になる点もあります。
【アウディ S4】
3年目 25,000km
長距離移動を意識して購入したのですが、普通の舗装の高速道路でさえ、落ち着きがなくゆすられ続ける乗り味に少し閉口しています。
無理やり重たいエンジンや補記類を目一杯前方に搭載したデメリットが、高速道路のちょっときつめのカーブや、山道でかなり目立ちます。
A8に乗るまでは、この車がアウディというブランドの印象をかなり悪くしていたような気がします。
【シトロエン C3】
2年目 5,000km
街中のお買い物車になっています。
コンパクトなサイズ、なかなか豊富な収納とタウンユースにはうってつけです。
たまに走る高速道路での直進安定性は、このホイルベースでどうして?と不思議な程素晴らしいものがあります。
気になる点は、運転の邪魔をしているかのようなATのプログラム、アイドリングでは物凄く静かで振動も無く、エンジンがかかっているのかな?と思えるほど存在感を表に出さないエンジンも、少しハイペースで走ろうとすると、苦しそうな音で俄然五月蝿くなります。
そして、一番気になるところは、ブレーキです。
助手席前にあるブレーキのマスターシリンダーまでかなり長い経路をリンケージでつないでいるため、ATの勝手なシフトダウンとあいまって、スピードコントロールを思い通りに行うのが至難の業です。
ルノーの右ハンドルモデルにも言えることですが、フランス車は右ハンドルをもう少しまじめに作るか、様々モデルで左ハンドル仕様を日本へも正規に導入しない限り、これ以上日本国内でシェアを伸ばすのは困難なのでは?と思えてしまいます。
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